浜松子ども支援 NET とは

近年、社会・経済状況の変化、価値観の多様性などを背景として、家族の形、子どもの姿、地域のつながりは大きく様変わりしています。特に子どもに関して言えば、虐待・いじめ・不登校・ひきこもり・発達障害などの報道を目にしない日はないほど、子どもたちが安心して育つことが難しくなっています。

こうした状況を受け、現在浜松市内では、福祉・教育・子育てに関する 20 以上の団体が活動しています。しかし、その動きは各自で留まっている場合が多く、それぞれの活動を通して構築してきたネットワークや専門性などが十分活かせていないのが現状です。また、見えてきた課題の共有や連携が不十分なため、困っている人が身近な場所で必要な支援を受けにくいことも課題となっています。以上のことから、この度、子どもや保護者の支援に重きを置いて活動している浜松市内の以下 4 団体で「浜松子ども支援 NET」を発足しました。現在は2団体が加入し、6団体で活動しています。

発起団体

  • アクティブ(発達障がいや軽度知的障がいをもつ保護者と支援者の会)
  • 公益社団法人 子どもの発達科学研究所
  • NPO 法人 しずおか・子ども家庭プラットフォーム
  • NPO 法人 はままつ子どものこころを支える会(すまいる)

令和2年加入団体

  • NPO 法人遠州精神保健福祉をすすめる市民の会(E-JAN)
  • 浜松の未来を育てる会

令和3年加入団体

  • 一般社団法人 ここみ (浜松の未来を育てる会の法人化に伴い変更)

目標

  1. 本会構成団体を中核に、子どもと家庭を支援する各種団体が大同団結し、大規模な講演会や各種イベントなどの企画をとおして、子ども支援に対する浜松市市民の関心を高める。
  2. 共同した企画をとおして結びついた各団体・個人の連携を強化し、適切な支援・身近な支援を展開する。
  3. 浜松地域で子どもと家庭を支援する地域の支援体制を構築する。

理念

全ての子どもが幸せに暮らす地域社会。
→別の生き方を考えられる社会にしていけると良い。
1つじゃなくて別の生き方も一緒に考えられるというポジションで関わっていく。
地域の中で生きていく形を多様な選択肢を提案していけるように。
「幸せ」だけでなく、「安心」も大切。SOS を出せる、受け止めてもらえる社会が必要。
SOS が疲れ切って出せない人もいる。そういうことを言っても良いんだと受け止めてもらえる場所。
成人期までの視点は持つけど、育っていくということと、その子とお母さん、友達、先生など、人と関わり合いながら育っていく存在をどう支えるかというイメージ。

方針

  • それぞれの活動領域における現状と課題を常に交換し合う。
  • 支援 NET が目指している方向性などを参加団体や市民に発信していく。
  • 全体で、課題や目標を共有し、各団体同士の関われる部分を見つけていく。
  • それぞれの活動を地域などに向けて展開する際、支援 NET に参加していることをアピールし、支援 NET はそれを支援する。 ⇒支援 NET として、浜松地域の子どもと家庭支援の課題と目標について、行政を含んだ地域に発信していく。
  • 理念やイメージ図にピンと来てくれる人とつながりたい。
  • ピンと来た人にまず、イベントに参加してもらう。